魂の重さを考えることは甘い人生を奏でること
目に見えないものを実証するとしたら、どんなものがあるか・・・
考えていたら、昔観た映画を思い出した
「21グラム」
って言ったら、当時付き合っていた彼が「あぁ、魂の重さのこと」とつぶやいた
理系男子には常識だったのか?私は映画でその重量説を知った
※映画 「21グラム」
魂はどこからやってくるのだろう?
肉体を抜け出るのだとしたら、どこへ去っていくのだろう?
この映画では「21グラム」という重量を象徴として
魂の重さを考えさせる
私は目に見えないもの、耳に聞こえないものにこそ
真の価値があると思っている
例えば、大事な宝物を大切にしている理由は
友人、恋人や家族、大切な人からのプレゼントであったり
長年憧れてやっと手に入れた思いや
所有してからの数々の思い出にあったりする。
大切なものの背景にはストーリーがある
女同士で話をしていると、そんな話で盛りだくさん!
欲しかった高級腕時計をどうやって手に入れたか
旅先で買ったものや
今は亡き家族との思い出
などなど、時間を忘れて延々とおしゃべりすることもある
楽しくウキウキと話してしまうのは、心ときめくストーリーであるということで
大切なものには、「モノそのもの」よりもその背景に大切な理由からだと思う
私は美術館で絵画を観るのも好きだ
名画を実際に見て味わうとわかる
平坦ではないし、色が白の部分は光り輝いて見えることがある
しかし、画集やポストカードで同じ絵を見てもそう感じることはない
画家の魂が表現する本物の名画はフラットな視覚ではとらえられない
音楽を聴くのも同じく
生演奏で全身鳥肌が立ったり、涙が零れ落ちるくらいに感動することがある
やはり、どんなに高性能であっても再生機で音楽を聴くのとは
質が違うように思う
目に見えたり、耳に聞こえないと言えば
魂の生まれ変わりや
守護天使だったり、女神や聖者を信じること
いわゆるスピリチュアルについて
私は本当かどうか、ということよりも考え方を大切にしている
強い気持ちで生きていくための支えであったり、
畏敬の念で、謙虚に感謝する気持ちを持てるものとして
これまでの人生にとても大切なものだったし
これからもそうだと思う
ただし、信じる分、日常生活もよりしっかりと生きていかないといけないと思う
精神世界を見る目
現実も自律してしっかり生きること
両方大切にすることで、人生はより深く楽しくなるように思う
時々、自分に対してストイックになることがあるかもしれない
でも、それはより人生を深く味わうためだ
趣味の楽器のフルートで
ベートーベンの「ロマンス」を猛練習して演奏したことがある
「ロマンス」
甘いメロディだけど
私は恋愛のロマンスとしてではなく
みんなそれぞれが自分の人生に対して「ロマンス」を持つことを
テーマに唄いたい
魂の重さ
これまで歩いてきた人生の中で起こった出来事
これから起こる出来事
どんな出来事であっても
人生の最後の一瞬まで
ロマンスを感じていたい
そのためには
勉強や読書、毎日をきちんと過ごすこと
好きなことを思い切りやったり
人との楽しい時間
やることがたくさん!
一日の時間は限られていて
人生は思うより短い
さて…自分には何が大切だろう?
みお杏珠