悩みの根源に効果があるのは…
5月が思った以上に忙しく
もう6月が終わるのではなかったの?と錯覚するほどだ
ようやく5月が終わっていく
少し振り返ろう
年末年始は大きな切り替わりで、新しい気持ちで新しい年を迎えるものだが
私は欧米の動向から世界情勢が非常に気になっていた
でも、この平和な日本で何ができるんだろう?
「平和」であるのに、自分のことばかり考え、欲望に苦しんでいないだろうか?
どう生きるべきか?
そんな私の疑問に光射すように心に響いたのが
「世界で一番貧しい大統領」と言われたホセ・ヒムカ氏のスピーチだった
世界で一番貧しい大統領ホセ・ムヒカ氏の来日講演会スピーチ - ログミー
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
平和とは、ひとりひとりの心の在り方なのだ!と再認識した
勉強はしていた
年末、野口法蔵の「人間の頂」を読み
続けて「チベット仏教の真実」を一気に読んだ
カメラマンだった著者がインドで写真を撮り、生きる意味を求めてチベットへ行き
僧侶になった話が
心に突き刺さる
苦しみのあるときは観音を、
豊かなときには、鬼を心に宿せ。
自分自身を睨みすえよ。
ちょうどその頃、真冬の最も寒い時期…
慧海はん、雪山遭難…遭難しているのに、午後になったら戒律の断食を守り
あまりの吹雪になすすべもなくなったら「雪中座禅」をする
えー!?この場面で!と驚きだが、不思議に助かるので
仏様はすごいんだな、、と感心がとまらない。
実は長編で時間がかかり、全て読み終わっていない。
また冬が来たら再チャレンジしよう。
春がやってきたので、美しいスーフィーの物語を読むことにした。
いくつかの本屋で取り寄せを依頼したが、手に入らず
一冊だけ入手できたと奇跡の連絡があったので、大切に読んだ。
初めてのイスラームの世界を読んでいると、老子道徳経が思い浮かぶ
ふかーい、おとぎ話
続けて「ペルシア逸話集」を読んでいる。
かなり理論的で、「はい、本当にその通りですね、正しいですね…」と
真面目な気持ちになってくる。
愚者をどんどん叩き切るので小気味良い。
私の愚もたたきつぶしてほしい…
私は人間の根源的な問題に興味がある
答えはひとつではないのだろうけど、真理はひとつなのだろう。
素敵な人や良書との出会い、導きに感謝
みお杏珠